専門的な被害調査により早期復旧の実現と後発トラブルを防止する
経営者にとって被災後の最優先課題は事業の中断期間を短くし早期復旧を図ることです。そのため、現場責任者は鎮火と安全が確認されると直ぐに建物に入り、機械設備メーカーや建築会社の協力を得て被害調査を行います。しかし、機械設備メーカーや建設会社は被害調査や汚染除去に不慣れで、多様な復旧方法についての知見が乏しいのが実情です。熱損傷や錆、煤汚染等の目に見える物理的損害ばかりに着目すると、修理や汚染除去による復旧は困難で交換が妥当と判断されるため早期復旧の可能性が低下します。また、交換や修理を行っても汚染除去が不十分だと、工場稼働後に機械設備の不調や火災臭の残存トラブルも懸念されます。早期復旧の実現と後発トラブルの防止を図るには、災害復旧会社を活用した専門的な被害調査を行い、調査から復旧計画、汚染除去の実施までを一貫したサポートを得ることが有効です。
復旧方法の選択肢を広げる
内閣府の「企業の事業継続及び防災の取組に関する実態調査」によるとBCP(事業継続計画)の策定率は大企業が約8割、中小企業が約5割に迫っているそうですが、機械設備や建物が被害を受けた際の具体的な早期復旧プランまで踏み込んだ検討を行っている企業はまだ少ないと思われます。多くの企業が機械設備はメーカー、建物は建設会社と選択肢が一択しかないことも少なくありません。弊社への相談の中には、機械設備メーカーに相談したにも拘わらず暫く経ってから再調達には長時間を要すると回答され困った企業からの相談もあります。BCPは策定するだけではなく実効性が重要です。被災時の相談先として早期復旧会社をBCPに明記し、機械設備メーカー、建設会社、早期復旧会社による協業という選択肢を想定すべきと考えます。
被災現場の環境改善を図る
火災直後に被災現場に入ると余熱が籠り湿度が高いことに加え、煤や汚染物質の浮遊により強い異臭が漂っている現場があります。弊社の様な災害復旧会社が到着前にお客様ご自身で行って頂きたいことは、送風機などを活用した換気により湿度を下げ機械設備への錆による二次被害の進行を遅らせること、煤や汚染物質の濃度を下げて人体への影響を極小化することです。その後、弊社技術者が現場に到着次第、被害状況の調査を行い、お客様と相談の上で機械設備への安定化処置を実施したり、建物内を汚染区画と清浄区画に分離して汚染物質の拡散防止等の処置を行いますが、お客様ご自身による適切な初動により、大切な機械設備を交換せず修復できる可能性が高まります。
BCPの実効性を高めるには災害復旧会社の知見と経験が有効です。貴社のBCPに災害早期復旧のグローバルパートナー:ベルフォアジャパンの連絡先(0120-119-140・[email protected])を、是非、記載してください。
注:弊社サービスは早期復旧を目的としたものです。保険での補償は保険会社の個別の判断となります。