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火災現場での安全管理の重要性

多くの企業では、万一の火災事故に備え防火・消防設備に投資を行い、また、BCP訓練等を通じて罹災時の対応力を高めていますが、いざ、火災が発生した際に見逃しがちなのが火災現場での安全管理です。火災が鎮火した後の建物内の物理的な安全確認(建物強度や消防活動等で倒壊・飛散した機械・設備・什器等の状況)はもとより、最も懸念されるのが現場に入る調査員や復旧作業員の人体への悪影響です。

火災が鎮火した後は、被害確認のために建物内にすぐにでも入りたい気持ちが先走りますが、火災は不完全燃焼の場合も多く、熱分解と反応の過程で多量の煤とさまざまな化学物質が生成されている可能性があります。これら化学物質の中には人体に有害な物質もあり、現場の空気中には有害な煤や微粒子が充満しています。また、消火放水や上下水道管の破損による漏水でたまった汚染水にも化学薬品や水溶性の危険物質が溶け込んでいる可能性があり注意が必要です。

こうした火災現場の有害物質から人体の健康を守るためには、火災現場毎のリスクアセスメントに基づく適切な防護服、マスク、ゴーグル、手袋等の装備の着用等が不可欠です。また、火災現場を汚染状況に応じて適切にゾーニングし、特に危険な区域のシーリングや入退室時の汚染物質の拡散防止対策等、汚染物質が外部に漏れないよう対策を施す必要があります。こうした対策には専門的な知見や経験が必要ですので、専門家にアドバイスを求めることが有効です。

ベルフォアは災害復旧スペシャリストとして、これまで日本で約7,000件の現場調査を実施し、初動においてお客様に安全対策のアドバイスや必要な装備のご提供を行っています。早期復旧サービスだけでなく現場のリスクアセスメントや安全対策の面でも、是非、ベルフォアをご活用ください。

コラム:
火災現場の安全対策

火災が発生した際の代表的な化学物質には塩ビ製コード等が燃焼した際に発生する塩素ガスがあります。この塩素ガスが水と反応すると塩化水素が発生します。塩素ガスが皮膚に付着すると薄い火傷になることもあります。こうした健康被害を防止するための主な装備品をこちらの写真でお示しします。

various items used for restoration

注:弊社サービスは早期復旧を目的としたものです。
保険での補償は保険会社の個別の判断となります。

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A BELFOR employee assessing the damage of a site
An employee assessing a motherboard
Two BELFOR employees with hard helmets ans face mask doing an inspection
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